流氷は、オホーツク海の北端部の沿岸で海水の表面が凍るところからスタートすると言われています。
また、今世紀中にも温暖化により「来なくなる」という試算もあるそうです。
細かい話は、他にゆずるとして、流氷を見るためのヒントをまとめてみました。
流氷が見られる時期は、概ね1月末~3月です。
もちろん、年によって前後するので、なかなか狙いを定めるのが難しいです。
2月の中旬を狙うのが、一番確率が高くなると思います。
まずは、そのあたりの時期に計画を立てましょう。
その昔は、流氷がたくさんやってきて、海を埋め尽くしていたので、接岸するとしばらく動かないものだったようです。知床の漁師さんから、「昔は5mくらいの流氷があったけどなあ。」という話を聞きました。
今は、かなり量が減って、自由に動ける状態で、風向きによって大きく移動するので、場所の予想がなかなか厄介です。
海氷情報センターに毎日以下のような画像がUPされます。(2019年の画像です)
左上1月30日:オホーツク海は大丈夫ですが、羅臼には流氷がありません。
右上2月13日:紋別、網走、知床、羅臼で流氷が見られそうです。
左下2月26日:紋別の流氷は離れてしまっています。
右下3月7日:網走も離れかけています。
冬型の気圧配置では、西風が強くなりますので、流氷は東に流される傾向があります。
紋別や網走の流氷観光船の乗り場付近は、どちらかといえば東海岸なので、季節風が強いと流氷が離れてしまうのです。その場合には、知床ウトロ方面で見られることが多いです。
海に浮いているので、動きは思いのほか速く、昨日まで流氷で埋め尽くされていたのに、翌朝には真っ青というのはよくあることです。
というわけで、目の前は青い海だけど、なんとか流氷を見たいという場合には、流氷があるところに移動する必要があります。
そういう意味では、自分で移動できるレンタカーの利用がおススメです。
海氷情報センターHPや、各地のライブカメラの情報。観光協会への問い合わせなどから、流氷が今いる場所がわかれば、そこへ向かうことができます。
どうしても雪道運転は厳しいという場合には、公共のバス・JRを使うことになりますが、宿泊の場所を網走~斜里くらいにして、バスの時刻をちゃんと把握して、いつでも西に東に動ける準備をしてお越しいただければ、流氷に会える確率がぐっと上がると思います。
【流氷ウォーク】
ドライスーツを着て、流氷の上を歩こうというアクティビティです。
ぽらりすオーナー♀♂も体験しましたが、とても楽しい時間でした。
いくつかのガイド業者が実施しています。
【お茶を飲みながら】
流氷を見下ろせる喫茶店。
「知布泊」はぽらりすおススメのスポットです。
オホーツク海を見下ろす高台にあり、サンルームから流氷を一望できます。流氷が来る時期に毎年訪れています。
昔ながらの喫茶店というたたずまいで、軽食のほかチーズケーキなどもありました。
【オオワシ・オジロワシとともに】
知床半島の南側の羅臼の観光船からの写真です。
流氷が根室海峡に南下してくるのは、シーズンの後半になります。
そうなると、オオワシ・オジロワシが流氷の上にとまっている姿を見ることができます。
かなり近くで写真を撮れるので、大迫力です。
【その他】
接岸していれば、海岸線のどこでも見られるわけですが、能取岬、知床プユニ岬などは高台から見下ろすので、かなり遠くに流氷がはなれていても見られると思います。
双眼鏡があるといいですね!
ぜひ、流氷ウォッチングにチャレンジしてみてください。
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