北海道を代表する景色のひとつが、まっすぐな道です。
中標津のミルクロードのようなアップダウンの道路はよく見られる風景ですが、坂の向こうが見えないので、見えている長さは２～３ｋｍくらいで、それほど長いわけではありません。

直線長さ日本一は、美唄市から滝川市の国道１２号線、２９．２ｋｍです。
しかし、残念ながら、その直線を見渡せる「展望台」がないので、なかなか長さがわかりません。
それこそ、ドローンでもないと、長い直線を実感することは難しいでしょう。

ここでは、見渡す限りの直線道路が見られるスポットを二つご紹介します。

一つ目は、斜里町を東西に走る「天に続く道」です。
国道３３４号線～２４４号線の１８ｋｍ。さらに斜網広域農道まで入れると２７ｋｍの直線ですが、その東の端っこが高台になっていて、ちょうどその直線を見下ろせるようになっています。

さすがにこの長さになると、反対の端っこまで見えることは少なそうです。
遠くのほうは霞んでしまいます。
夕暮れ時、クルマのライトの光跡をたどると、かなり遠くまで見えるかもしれませんね。

場所はこちらです。
地図では、ひとつ左の交差点に表示が出ていますが、私はそこよりも地図の場所が好きです。
上の写真もそこで撮りました。

天に続く道は、北海道感動の瞬間１００選に選出されています。
冬季も除雪されているようです。
MAPCODE：642 561 459

二つ目は、この天に続く道と直交している清里町～斜里町に続く道道８５７号線とその延長線上の道路で、直線の延長は１４ｋｍくらいです。
江鳶山ろくから北のオホーツク海へ向かって下っているので、南の端っこから見下ろします。

道路がオホーツク海に向かっているので、流氷の時期は壮大な景色になります。
これくらいの距離だと、端っこまで見えることもありそうです。

場所はこちらです。

清里町のホームページでもストレートロードとして紹介されています。

MAPCODE：444 387 350

おまけ。
ぽらりすのすぐ近くにもそんな景色を見られるところがあります。

ぽらりすからクルマで１０分かからないところです。
マーカーの場所から左下の方向を撮った写真です。
長さは６ｋｍちょっと。
下ってから上っているので、遠くまで見渡せます。
MAPCODE：731 535 420